こんにちは、Satoです。
8月7日に行なわれた、サッカーFIFA女子ワールドカップ2023のラウンド16、イングランド対ナイジェリア。
激闘のPKの末、イングランドが勝利を収めました。
その試合で話題になったのが、イングランド代表、ローレン・ジェームズ選手がナイジェリア代表のミシェル・アロジー選手を踏みつけて退場になったシーン。
ローレン・ジェームズ選手は厳しい批判にさらされています。
なぜこのようなことが起きたのでしょうか?
動画や画像を振り返りながら、過去にベッカム選手が退場になった事件を振り返りました!
ローレン・ジェームズの経歴
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/c836f741c653fadeff3e78809e75e819f859683c
代表チーム:イングランド女子
出生地:英国・ロンドン
ポジション:フォワード
生年月日:2001年9月29日 (21歳)
身長:175cm
- U-10からU-14までチェルシーアカデミーに所属。
- 2017年10月に16歳でアーセナルでデビュー。2018年7月にマンチェスター・ユナイテッドと初のプロ契約を結び、リーグ戦18試合に出場して14得点。ユナイテッドの女子サッカー界トップリーグ昇格に貢献した。
- 2021年7月にマンチェスター・ユナイテッドからチェルシーに加入。4年契約を結んだ。
- 代表では、U-17、U-19のイングランド代表として活躍。2020年11月のトレーニングキャンプでフル代表初招集を受けた。
- 兄はイングランド男子代表、チェルシーのDFリース・ジェームズ。
【動画・画像】踏みつけで退場シーンはなぜ起きた?
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/157f8da5ad198ada1e5914be989847cf2bf8cf10
問題の退場となった踏みつけのシーンがこちらの動画!
(2分20秒あたりから)
これは、一旦立ち上がった後に踏みつけていますね。。
明らかに、意図的に踏みつけたと考えて間違いないですね。
退場を告げられた後の、ローレン・ジェームズ選手の様子はこちら!
Why doing this to your fellow country na Lauren James pic.twitter.com/AwLtS28Wdm
— CHELSEA ALWAYS (@Tope_Joel2) August 7, 2023
冷静さを失い、やってしまったという表情でしょうか・・・。
スパイクの裏で踏みつける行為は、怪我の危険もありますし、許される行為ではありません。
相手のミシェル・アロジー選手は、大丈夫でしょうか?
怪我などなければと切に願います。
それにしても、ローレン・ジェームズ選手は、なぜこのような行為に及んだのでしょうか。
問題のシーンは、87分。2人が交錯して、互いに倒れたシーンでした。
ここまで、0−0のスコアでしたね。
FIFAランクでは、イングランドが4位、ナイジェリアが40位です。
FIFAランクでは格下のチーム相手に試合を優位に進められず、ローレン・ジェームズ選手も相当フラストレーションが溜まっていたのではないでしょうか。
その後、1人少なくなった後もチームは耐え抜き、PKの末に勝利しました。
ですが、ローレン・ジェームズ選手には、厳しい批判が寄せられています。
【動画】過去にはベッカムも退場!その後誹謗中傷に・・・
今回のローレン・ジェームズ選手の件で、同じ背番号「7」ということもあり、過去のデイビッド・ベッカム選手の退場が話題になっています。
1998年のフランス・ワールドカップ(W杯)でのラウンド・オブ16のアルゼンチン戦。
47分、デイビッド・ベッカム選手は、後方からディエゴ・シメオネ選手に倒されて激怒。うつぶせに倒れたまま足を上げて、相手キャプテンに報復すると、眼の前で見ていた主審からレッドカードを突き付けられました。
出典:https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=76912
その様子がこちらの動画!
On this day 1998, David Beckham and Diego Simeone clashed.
Wonder what happened to those two? pic.twitter.com/If06i2TmJ9— The Pools (@footballpools) June 30, 2017
粘りを見せたイングランドでしたが、このときはPK戦の末に敗戦。ディエゴ・シメオネ選手の挑発に乗ってしまったデイビッド・ベッカム選手は、
「10人の勇敢な獅子とひとりの愚かな若者」
とバッシングを受け、国中から“戦犯”として扱われました。
後に、デイビッド・ベッカム選手は、誹謗中傷を受けた苦しみを語っています。
ベッカムは打ちひしがれてピッチを去り、アルゼンチンはPK戦の末に勝利し、7番はイングランド国内で誹謗中傷された。ある新聞は、ベッカムの顔をダーツボードの的の上に印刷し、ある一方では殺害の脅迫なども出たりした。
ベッカムは、
「ほとんど制御できないほど震えていた」
と振り返る。
「赤ん坊のように泣きながら、荒れ狂う海の中で命綱のように父の肩にすがっていた。人生最悪の時だった。ワールドカップの試合はどれも重厚だが、イングランド対アルゼンチンは別次元だ。私はミスを犯したが、その反応は残酷なものだった」引用:https://www.fifa.com/fifaplus/ja/articles/beckhams-redemption-strike-ja
(2020年7月27日に)ウィリアム王子が主催したアスリートのメンタルケアに関するサミットで、エバートンの指揮官であるカルロ・アンチェロッティらとビデオ出演したベッカムは、
「僕は98年のワールドカップのアルゼンチン戦でミスを犯した。そう誰もが知っているあのミスだ」
と当時の心境を告白した。「あの時の周囲の反応は、ハッキリ言ってかなり残酷だった。もしも、SNSがあの時代にあったら、僕は全く違うことになっていたかもしれない」
いわれのない批判も受けたことを赤裸々に明かしたベッカム。では、彼はいかにして苦境を乗り越えたのだろうか。元イングランド代表MFは、後輩たちへのアドバイスを交えつつ、こう言い残している。
「僕には幸運にもマンチェスター・ユナイテッドのチームメイトや監督、そして何より家族がサポートをしてくれた。だから乗り切れた。あの時に誰かの下へ助けが必要だと言えたか? それはノーだね。そういう時代じゃなかったから、全てを自分で解決しなきゃいけなかった。だからこそ、今の選手たちには、大丈夫じゃない時には、助けてほしいと言ってほしい」
想像できないほどの恐怖や苦しみを感じていたのですね。
現代に問題になっている、SNSでの誹謗中傷がどれだけ人を傷つけ、追い込んでしまうのかがよくわかります。
もちろん、試合中のデイビッド・ベッカム選手の行為や、今回のローレン・ジェームズ選手の行為は許されない行為です。
ただ、感情が入り、興奮状態にある試合中のことですし、まだまだ若さということもあります。
今回の件を反省して、また戻ってきてもらえたらと思います。
そして、過剰な誹謗中傷が今後、ローレン・ジェームズ選手に起きないことを願います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ローレン・ジェームズ選手の今回の行為は、大変危険で、アスリートとしてふさわしい行為ではありませんね。
批判はしっかりと受け止めなければならないでしょう。
ただ、誹謗中傷は別問題だと思います。
ローレン・ジェームズ選手がそうしたことに苦しまずに済むよう、周囲がサポートしてもらえたらと思います。
そして、相手のミシェル・アロジー選手への謝罪など、わだかまりを残さない形で解決し、今回のことを反省してまたピッチに戻ってきてくれたらいいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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